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Channel: アロハストリート・インタビュー
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スラックキーギター界に登場した期待の新人

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 アロハ! ヒロヨです。
 2014年11月にファーストアルバムをリリースし、うっとりするような極上のファルセットを奏でるハワイ島出身のショーン・ロビンスさんがアロハストリート編集部へ遊びに来てくれました。整った顔立ちが美しいロビンスさんに、音楽を始めたきっかけやニューアルバムのことなどいろいろお話をうかがいました。

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ショーン・ロビンス
ハワイ島プナ出身のスラックキーギター奏者。ハワイ大学ヒロ校でハワイアンスタディーを専攻し、ハワイ語も堪能で、ファルセット唱法が得意。1993年12月15日生まれ。2014年11月にデビューアルバム「オラヌイ」を発表した期待の新人アーティスト。

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──初めまして。2014年11月にデビューアルバム「オラヌイ」が発売されましたね。ジャケットもすごく素敵です!

ショーン・ロビンス(以下ショーン):僕もとても気に入っているんですよ。これは僕のホームタウン、ハワイ島東部のプナで撮影しました。プナはハラの木でとても有名な場所なんです。ハラの葉はラウハラと呼ばれ、おみやげ屋さんでよく見かける敷物や小物入れなどの素材に使用されています。そんな生まれ故郷を象徴するハラの木とともに撮影した写真をジャケットにしました。

Alubum.jpg ──アルバムの中にはどのような曲が収録されているのですか?

ショーン:全部で12曲あり、11曲がオリジナルで3曲がインストルメンタルです。ファーストアルバムは自分のルーツを表現したいと思い、生まれ育った街や自然、人々をテーマに作詞作曲した楽曲を収めました。

──ご自分の故郷をとても大切にしていらっしゃるんですね。

ショーン:そうですね。とくに、カイムというビーチの曲はぜひこのアルバムに入れたかったのです。小さい時、家族や知人が集まってパーティーをして過ごしたカイムでは、一日中ハワイアンミュージックが流れていました。その時からハワイアンミュージックに興味を持ち始め、今僕がミュージシャンをしているのも、カイムで過ごしたあの日々があったからこそだと思っています。

──そもそもスラックキーギターを始めたきっかけというのは、何だったのでしょう?

Sean5.jpg ショーン:叔父が持っていたギターを11歳頃の時に使わせてもらって弾き始めたのがきっかけですね。最初は叔父に教えてもらっていましたが、あとは自己流です。今回のアルバムのプロデューサーでもある、 シリル・パヒヌイとの出会いの影響も大きいですね。

──あの、とても初歩的な質問なのですが、スラックキーギターと普通のギターってどういう違いがあるのでしょうか。

ショーン:ギターは同じですよ。ただチューニングや奏法が違います。チューニングの仕方はミュージシャンによって異なるのですが、ぽわんとゆるんだ音色が特徴ですね。あとはベースを弾きながら同時にメロディも演奏するところかな。

──ベースもメロディも同時に弾けるなんて...。スラックキーギターだけでいろんな音色を奏でることができますね。

Sean3.jpg ショーン:そうですね。コンサートではバックミュージシャンたちと演奏することもありますが、毎週やっているライブではソロがほとんどです。ソロでもスラックキーギターは十分聞き応えがありますね。バックミュージシャンとのコラボレーションも楽しいけれど、自分で好きなようにアレンジしたり弾き方を変えられるソロも大好きです。

──ライブはどこで行っているのですか?

ショーン:毎週金曜と土曜はハワイ島のコハラコーストに面した「ザ フェアモント オーキッド」内のレストラン「ブラウンズ ビーチハウス レストラン 」で演奏しています。1カ月に2回くらいはオアフ島へライブやほかの活動で来ていますよ。

──オアフ島にもよく頻繁に訪れているのですね。ハワイ島とはどんな違いがありますか。

Sean.jpg ショーン:にぎやかさが違いますよね。ヒロでは21:00以降に開いているお店は「ケンズ・ハウス・オブ・パンケーキ」だけ(笑)。友だちがハワイ島に遊びに来たら夜は必然的にそこに行くしかないですね。唯一の24時間営業の店ですから(笑)。オアフ島は夜開いている店も多くて都会的な楽しみ方ができますね。僕は両方とも好きです。

──ハワイの島々にはそれぞれの特徴や表情がありますもんね。ハワイ以外、日本や海外でのライブの予定はありますか?

ショーン:まだ具体的な予定はないですね。でもぜひ日本へも行きたいです! アルバムも出したことだし、2015年はライブ活動に力を入れていきたいと思っています。日本はもちろんハワイアンミュージックが人気のアメリカ本土のウエストコーストで開催されるスラックキーギターのフェスティバルにも参加したいですね。ハワイのグラミー賞とも言われている「ナ・ホク・ハノハノ・アワード」に向けた活動もがんばっていきたいと思っています。

──応援しています! 「ナ・ホク・ハノハノ・アワード」もとても期待しています。今日はありがとうございました。

Sean_sing.jpg  インタビュー終了後、なんとショーンさんがアロハストリート編集部で1曲披露してくれました。スラックキーギターのやさしい音色に、甘いマスクのショーンさんが奏でるファルセットが共鳴し、オフィスにいた全員が聞き惚れ、歌い終わったあともその余韻で夢見心地な気分に。まっすぐ心に響くショーンさんの歌声と演奏が魅力的な彼のファーストアルバムはwww.mele.comまたはiTunes(日本米国)で購入できるので、ぜひチェックしてみてくださいね。


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