いまハワイで最も注目されるアーティストのひとり、ローレン・ロスさん。のんびりしたカイルアで生まれる独特なアートの世界について、お話をお聞きしました。
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Lauren Roth / ローレン・ロス
「ホールフーズ・マーケット」にてグラフィックアーティストとして活躍後、独立し、フリーランスに。ハワイの「ノードストローム」や「ラニカイジュース」など数多くの企業デザインを手掛ける。自身のオリジナル雑貨シリーズも好評発売中!
公式ウエブサイト「Lauren Roth Art」
www.mynameislauren.com
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編集部:ホールフーズ・マーケットをはじめ、多くの企業デザインを手がけていらっしゃいますね。ハワイに来たことがある人なら、必ず一度はローレンさんのデザインをどこかで目にしていると思います。
ローレン:ありがとうございます。もともとはニュージャージー地区のホールフーズ・マーケットで、グラフィックアーティストをしていたのですが、ハワイのカハラ店とカイルア店で働くことになりました。ポスターや店内のサイン、T シャツやトートバッグなどのグッズまで、あらゆるデザインを手がけました。今でもハワイのホールフーズでは、私のアートがたくさん使われているんですよ。
アラモアナセンター・エヴァウイングに移転オープンしたデパート「ノードストローム」の店内デザイン。
「ラニカイジュース」のキャップと、「ノードストローム」のギフトカード。
編集部:いま住んでいるカイルアの街は、アート製作にどのように影響を与えていますか?
ローレン:ハワイは私のライフスタイルをがらりと変えました。以前は屋外にいることが少なかったのに、 今ではビーチも山も大好きで、誕生日には毎年オロマナというカイルアの山に登るんですよ。ハワイの自然の中で出会うさまざまなモチーフは、多彩なインスピレーションを与えてくれます。
編集部:パイナップルやクジラ、ヒトデなど、ローレンさんの 描くハワイの自然は、ファンシーさとリアルさが同居していて、とても個性的です。
ローレン:よく「この魚は何の種類?」「この花は何という名前?」と聞かれますが、私にもわからないの(笑)。だってそれらは、私の中で生まれた架空の生き物なんです。ハワイの自然からたっぷりイメージを受け取って、それが満ちた時に一気に描くのが、私のスタイル。いろんなものが組み合わさった、記憶の中の自然なんです。
編集部:グッズのデザインもご自身で行っているんですよね?
ローレン:はい。描いたものを、額に入れて飾るだけでなく、いつでも持ち歩けるポーチやバッグなどの雑貨に展開するのは、とても楽しいですね。自分が描いたアートを、どうやってプロダクトデザインに落としこむのかを考えるのも好きです。そのスキルは、主にホールフーズ時代の経験が役に立っていますね。あの頃に、お店の中のありとあらゆるデザインをさせてもらえたことが、とても貴重な財産になっています。
オリジナルのポーチ(左)と、デザインの原画(右)。
細いペンのデザイン、水彩画タッチのデザイン、どちらもローレンらしさがたっぷり。
ローレン:プロダクトデザインでは、コンピューターも使いますが、あくまで微調整。手で描いたものをスキャナで取り込み、リサイズや明るさを調整する程度にしか使用しません。
ローレン:布地選びなど細部にまでこだわっています。私のアイテムを通して、いつでもハワイの空気を感じてもらえたらうれしいです。
編集部:今日はどうもありがとうございました!
ワード・センター1階にある新しい「博文堂」では、ローレン・ロスと博文堂のコラボレーションによるオリジナル・トートバッグを販売中! ここでしか手に入らないレア・アイテムです。
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