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Channel: アロハストリート・インタビュー
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アリッサ出演のNHK地球イチバンが10月放映

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 アロハストリートの表紙モデルとしても活躍してくれている、モデル&タレント&サーファーのアリッサ・ウーテン。彼女が、南太平洋・中央カロリン諸島で「旅人」として約1カ月間のタフなロケを行ったドキュメント番組、地球イチバン 第4シーズン 第1回『地球最後の航海民族 ー中央カロリン諸島ー』が10月に日本で放映されます。

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(All Photo by Saito Yuki / NHK)

■地球イチバン 第4シーズン 第1回■
『地球最後の航海民族 -中央カロリン諸島―』


◎放送予定日:10月9日(木)22:00〜22:48 NHK総合
◎再放送予定:10月16日(木)2:10〜02:58 NHK総合(水曜深夜)

 日本から南に3,000キロ、南太平洋・中央カロリン諸島。楽園を絵に描いたようなコバルトブルーの海に、地球上、他では完全に途絶えたと言われる、究極の航海術が息づいている。島の航海士たちは、エンジンも羅針盤もない木造の帆走カヌーをたくみに操り、目標物のない大海原でも、波や風を頼りに、進行方向を見極める。
 中央カロリン諸島、ポンナップ島で最も高い航海技術をもつ男のひとり、ジェシー・カイウス(44歳)は、サンゴの海で、仲間たちと魚を獲ったり、子供たちに舟の技術を教えたりして暮らしていた。ところが、島に突如、暗雲がたちこめる。隣の島が、台風で被災し、食糧難に陥っているというのだ。ジェシーに告げられたミッションは、男たちを率い、アジの干物を、送り届けること。だが、不運にも、出航当日は嵐。ジェシーはそれでも出航を決断するが、カヌー上で次々予期せぬことが起こる。果たしてジェシーたちは、無事100km を超える航海を成功させることができるのか。
 困難極まる壮絶な撮影に、旅人として名乗りを上げたのが、ハワイのプロサーファー、アリッサ・ウーテン(23歳)。自他共に認める"海の女"が、究極のウォーターワールドで過ごし、のちに「人生で最もハードだったわ」と語る1ヶ月間の滞在は、いかなるものだったのか。海と人間の物語。 



 ーーー電気も水道もない小さな島ポンナップでの1カ月に渡るロケ...。その時の様子について、アリッサにインタビューさせてもらいました!美しいポンナップ島の写真(All Photo by Saito Yuki / NHK)とともに、アリッサの声をどうぞ。

013.jpg002.jpg 「とにかくたいへんな撮影でした!ポンナップ島には人工的なものがないの。電気も水道もないから、もちろんお風呂とかも入れない。シャワー代わりに雨水を貯めたりした水を頭からかぶったり、それを沸騰させて飲水にしたり。でも基本は、水分はココナッツウォーターだけ。喉が渇いたな...と思ったら、近くのヤシの木にするするって登ってヤシの実をとり、それを割って中のジュースを飲むんです。食べ物も、タロ芋と海でとれる魚が中心で、野菜があんまりないの。辛かったですね...」とアリッサ。

011.jpg003.jpg 「でも、この島はとにかく素敵だった。島には全員入れても300人以下の人しか住んでいなくて、全員が助けあって生きているんです。お腹が空いている子どもがいれば、それが自分の子でも隣りの子でも、別け隔てなく食事を分けあって、みんなが大きな家族みたいな感じ。タロ畑もココナッツの木も「ここは誰の所有だから他の人は入れない」っていう感覚がないんですよね。すべてが、島のみんなのもの。海に魚をとりにいくのも同じで、島の男性が全員で漁をするんです。100人以上の男性が一斉に漁に出て、一度に8,000匹くらいの魚をとってくる。で、それを島のみんなで分けて食べるんですよ。もちろん、女性や子どもたちの分もちゃんと分けて。今のハワイや日本では、考えられないでしょう?」

008.jpg 海も信じられないくらいきれいで、時間があればずっと泳いでいたと笑います。ただ、波の状況でここではサーフィンができないので、シュノーケルや素潜りを楽しんだようです。

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 そしてさらに、「初めてこういう体験をさせてもらったんだけど、自分の故郷であるハワイやポリネシア全体のことを、いーっぱい考えました。これまでと考え方が変わった部分もたくさんあります。普段の自分がどんなに恵まれて生活しているか、でも逆に、便利じゃないオールドスタイルだからこそ守っていける素晴らしい文化もいろいろとあるんだなとか。それからね、ポンナップには日本語の歌を知っているおばあちゃんがいたんです。ずっと前から、この島と日本はつながってたんですね。お母さんの故郷であり、私の第二のふるさとでもある日本の歴史も、もっと学びたいと思いました」とも。テレビもWi-Fiもないポンナップでは、自分と向き合って深く考える時間も多かったんでしょうね。

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(All Photo by Saito Yuki / NHK)


 エンジンもない帆走カヌーで羅針盤や磁石を使用せず、星や風、波などを頼りに何百キロも航海をするという、古来から伝わる驚異的な伝統航海術が今も残るポンナップ。「その航海技術を知るジェシーとの航海で、古代の人々がポリネシアの島をどうやって発見し、どうやって移動しながら命をつないできたか...ということも考えたりして、すごく意味深かったです。島の人に、どうしてエンジンのある船を使わないの?って聞いたら『自分たちはこれまでもずっとこの方法で生きてきたし、これからも同じ方法で生きていくんだよ。それだけだ』って言われたのが印象的でした」。

 23歳のアリッサは、この体験を通して多くのことを考え、ひとまわり大きなすてきな女性になったように感じました。華奢でかわいらしいイメージの彼女ですが、自然の中で島の人々とふれあいながら生活するその姿は、たくましく美しく強く見えました。そんな彼女の素顔が見られるNHKの番組、10月のオンエアが楽しみですね!

◎アリッサ・ウーテン - Alyssa Wooten -

A-pic.jpgハワイオアフ島出身 1991年生まれ。「ハワイに恋して」や「にじいろジーン」などTVタレントやモデルをこなしながら、本当は根っからのサーファー。きゃしゃなルックスからは想像できないメンズ顔負けのリップやカービングもスコアしている。日本語を話せる彼女は、自身のジュエリーブランド Reverie Jewelry のデザイナーもこなしハワイと海を感じられるアイテムにファンが急増中。ハワイ、日本、そして世界各地で、彼女の今後のマルチな活躍にだれもが希望を感じる。

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