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本音で答える「ハワイ不動産を買う」の真実

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アロハ! メグミです。

なにかと話題のハワイ不動産。不動産バブルで危ないんじゃないの? 私のような一般人でも買えるの? などなど、本当に知りたいアレコレを、リアルター「アンジェラ ヒロコ ブレンナ」さんに直撃インタビュー。本音で答えていただきました!

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アンジェラ ヒロコ ブレンナ/Angela Hiroko Brenna
ハワイ州不動産取引ライセンス(RA)、ハワイ州不動産ブローカーライセンス(R)取得。現在はロケーションズLLCに所属。京都光華女史大学短期大学部客員教授。女性リアルターとしての視点を活かした「女性にやさしい不動産塾」随時開講中。
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編集部:ヒロコさん、アロハ! 今日はいろいろ聞きたいことがあるのですが、まず最初に...いきなりですが、私でも、ハワイの不動産は買えますか?

ヒロコ:もちろん買えますよ

編集部:ハイ、そう来ると思ってましたよ。だってヒロコさん、不動産屋さんですもん、買えるって言いますよね。でも私は、どうも信じられないんですよ。どこかに落とし穴があるんじゃないかって思うんです。

ヒロコ:(笑)。メグミさん、お体は健康ですか?

編集部:え? まあ、健康です。肌はパサついてますが...。

ヒロコ:大病をして、明日にも入院という状態ではないですよね。お仕事もありますよね。そして、いま住んでいる住居もある。

編集部:はい。賃貸ですが。

ヒロコ:不動産を買うって、「仕事、住居、健康」といった生活の基盤がそろった上で、はじめて考えることができるんです。仕事がなく、日々の生活に困っているような状態の人は、そもそも不動産を買うという発想自体、思いつきもしません。メグミさんが、「不動産、私にも買えるのかしら?」と思いついた時点で、条件がそろっている、次のステップに進むサインなんです。

編集部:まあ、食うに困るような状況ではないですが...。

ヒロコ:私は「買いたい、買えるんじゃないか」と思った時が、その人にとって不動産購入を考えるベストなタイミングだとお話しています。メグミさんが買いたいと思うのであれば、メグミさんが買える物件は必ずあります

編集部:だって私、ハワイで長ネギが買えないぐらいの生活レベルなんですよ?
(※2016年2月現在、長ネギ1本が約$8〜9)

ヒロコ:いまお住まいは、賃貸ですよね? 毎月、お家賃を払っていますよね? 月々の住宅ローンを、現在の家賃を基準に設定して、その範囲内で買える物件を探せばいいんですよ。

編集部:自分の身の丈に合った物件、ですか。

ヒロコ:ファーストホームバイヤーに多いのですが、いろいろ物件を内覧しているうちに、もっと良いものが欲しくなってしまう。でも私は、持っているお金をギリギリまで使って、ナーバスになって買う物件に価値はないと思うんです。生活を切り詰めて、ローンの支払いのためにパートを増やして、夫婦喧嘩が増えて...。家を買うときには心の余裕も必要ですから、その余裕を保っておけるぐらいの物件、というのがポイントですね。アップグレードはいつでもできますから。

編集部:うわ〜目に浮かぶなあ、夫婦喧嘩をする自分の図が(笑)。

ヒロコ:私がブレーキをかけますから大丈夫です。たとえばローンも満額まで借りないで、少し余裕を持たせておきましょう、といった感じですね。

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編集部:自分の経済状態も心配ですが、それとは別に、「ハワイの不動産ってどうなの?」というのも気になります。せっかく頑張って不動産を買っても、のちのち、価値が下がって売れないんじゃないか、と思って心配になっちゃいます。

ヒロコ:極論を言うと、未来のことは誰にもわからないので、私も今ここで「絶対に大丈夫です」とは言えません。ですが、ここ数十年の数字を見る限り、ハワイの不動産価値はずっと上がり続けていますし、停滞する時期はあるかもしれませんが、今後しばらくはこの右肩上がりの状態が続くだろう、というのが定説です。

編集部:どの不動産屋さんのコメントを見ても「ハワイの不動産は価値が下がらないから人気」といったことを言われていますよね。でも、カカアコ地区を筆頭に、どんどん新しいコンドミニアムが建設されていて、「これって不動産バブル!?」と思ってしまうのですが、どうなんでしょう?

ヒロコ:世界的にハワイの人気が上がっていて、住居は常に足りない状態です。日本人だけでなく、オーストラリアやカナダ、中国など、ハワイに家を持ちたい人が増えているんですね。一方で、ハワイは小さな島で、土地面積が限られていますから、コンドミニアムを建てることで需要に応えるのは、不思議なことではないですよね。

また、ハワイ不動産の購入者層が、一般化・若年化しているのも大きいです。以前は特定の富裕層だけのものでしたが、インターネットで情報が豊富になった現在、不動産エージェントに頼らなくても、自分で気軽に情報を探せるようになりました。日本人の、ハワイ不動産購入者は、約10年前と比較すると3倍以上にふくらんでいます。また、昨年からは会社単位での投資購入も増えていますね。

編集部:なるほど。コンドミニアム建設ラッシュには、ちゃんと理由があるというわけですね。

ヒロコ:メグミさんの心配は、よくわかりますよ。株は、暴落すれば無価値化して紙切れになってしまう恐れもありますが、不動産は、物として存在していますから、完全に無価値化することはないし、実際に目で見て手で触れられる安心感は大きいです。買った時には「ついに自分の家を手に入れた!」という感動がありますよ。そして売却する時は、ノスタルジックな気分になります。不動産って、数字だけでは表せない、とても愛着の湧くものなんです。たとえ投資目的であったとしても

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編集部:いまちょっと投資の話が出ましたが、私もね、やっぱり投資を考えたほうがいいのかな、って思うんです。投資する元手も今はないですが、将来的に。なぜかというと、以前ヒロコさんがおっしゃっていた言葉がとても気になっていて。「自分がダンスをしている間、不動産にがんばって稼いでもらう」というお話でした。

ヒロコ:はい(笑)。

編集部:以前、超大人気だったレイハワイ不動産を売却された時、いろいろな転機があって、人生一度きり、好きなダンスをやりたい!と。でも週5日フルで働いていたのに、1日をダンスに費やしたら週4日しか働けない。普通だったら、収入が2割減になりますが、その穴埋めを不動産にしてもらう、というようなお話でした。

ヒロコ:人間は長生きして100年。その中で、自分の好きなことをできる時間っていうのはとても少ないですよね。怪我や病気をするかもしれないし、元気だったとしても、99歳まで現役で働ける人はごくわずかです。頑張って働いて稼げる期間というのは、有限なんですね。リタイアした後に、ダンスを習いたい、新しい服を買いたい、旅行に出かけたい...人生を楽しみたいと思ったら、年金だけでは足りません。そこで、まだ現役で働けるうちに頑張って不動産という相棒を持っておけば、不労所得を得ることができます。

編集部:それって、投資だけど、とても現実的な投資ですよね。

ヒロコ:私自身、不動産業をする前から投資家でもあったのですが、貯金額を増やすこと自体には興味がないんです。だって人生が終わる時、そのお金は持っていけませんから。生きている間にどれだけ楽しめるかが大切だと思っています。人生を楽しむためのお金、そのための投資です。私の顧客には投資家さんも多いのですが、みなさん趣味が多く、自分の人生を謳歌している、このコンセプトに気付いた方たちですね(笑)。

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編集部:私も、気質としてはそっち側なんだけどなぁ〜。キリギリスのように散財して、いま全く元手がない状態です(涙)。

ヒロコ:その時は楽しかったのなら、それはそれで良いと思いますよ。でも、いま「ハワイの不動産」というキーワードが頭をもたげているなら、次に進むタイミングなのかもしれません。でもね、それも、本当にメグミさんが欲しいと思った時に買えばいいと思いますよ。もし、まだ不安のほうが大きいのなら、無理しなくてもいいんじゃないかな

編集部:えー? さっき、私にも買えるって言ったじゃないですか〜?

ヒロコ:はい、私は、買えると思いますよ。ですが、メグミさんの気持ちが整っていないのなら...という話です。不動産は、もちろん市場のタイミングもありますが、究極的に言えば、「買いたいときが、買い時」というのが私の持論です。

編集部:ヒロコさんって、本当に不動産屋さんですか?(笑)。身の丈に合った安い物件をすすめたり、買い時は今じゃないと言ってみたり。ハワイのリアルターさんって、もっとアグレッシブで、「いま買わなきゃ損!」ってガシガシ来るような感じを思い描いていたのですが、だいぶ違いますよね。

ヒロコ:そうかもしれませんね(笑)。不動産屋って、共感して、心配を取り除いてあげる役目だと思っています。私自身、ハワイに移住する前は日本にいて、ハワイの不動産を買っていたので、お客様の心配や不安がよく分かるんです。

編集部:共感して、心配を取り除く...なんだかカウンセラーみたいですね。

ヒロコ:そうですね。私としては、教師に近いのかなと感じています。たとえば、数学が苦手だった子が、新しい先生になったとたん、急に成績が上がることってありますよね? その人がどこでつまずいているのかを理解し、解決のヒントを与えてあげることで、するするっと前に進めることがありますが、不動産も同じ。つまずくポイントは人それぞれ違いますが、根底にあるのは「心配」です。まずはその心配を理解し、前に進むお手伝いをしてあげることが大事だと思っています。

編集部:「あなたの条件なら、これが正解!」って、ベストな物件を提示するんじゃないんですか?

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ヒロコ:もちろん技術的にはできますが、でも人って、ちゃんと納得して買いたいんですよ。しっかり理解した上で進みたいし、ただ正解を与えられても、正解だと理解できなければ、それはその人にとって正解になりません。投資物件でもそうですが、「これが当たる」と言われて物件を購入し、たとえその価値が急上昇したとして、うれしいかもしれませんが、同時に不安も起こります。今回たまたま当たっただけで、次は失敗するかもしれない...次に生かせないと、人は不安になるんです。

編集部:テストでカンニングして合格しても、本当の実力じゃないから後で苦労する、みたいな感じですかね。

ヒロコ:そうですね。あと、不動産購入者には社会的にステイタスのある方が多いので、「こんなこと、いまさら聞けない」と思って一人で悩んでいることも多いんですよ。こちらが疑問点に気づき、うまくリードしてあげることも大事ですね。

編集部:いま、教室で「トイレに行きたい」って言い出せない子どもの顔が浮かびました。

ヒロコ:(笑)。私も完璧じゃないし、上手くいかないこともあります。ですから、そこは正直に、いい格好はしないです。ほかの不動産屋さんだと、受賞歴をたくさん持っている方もいますが、お客様が求めているのは肩書きじゃないと思うんです。私は、一緒に悩んで、不安を取り除いてあげられる存在でいたいと思っています。

編集部:日本と違って、ハワイでは同じ物件をどのリアルターも売ることができますよね。だから、何を基準に不動産屋さんを選んだらいいのかなと思っていたのですが、なんだかその答えがわかったような気がします。

ヒロコ:敏腕の有名教師でも合う合わないがあるように、不動産屋も相性がありますから、説明会やセミナーなどに参加して、いろいろな方と会ってみるのも良いと思いますよ。私も3月、日本で無料の個別相談会を行いますので、気になる方はぜひお問い合わせをお願いいたします。(※個別相談会の詳細は、この記事の最後をチェック)

編集部:ヒロコさん、今日はどうもありがとうございました!

★★★取材を終えて★★★
私のうがった質問にも、菩薩のようなにこやかさで答えてくれたヒロコさん。大学で教鞭を取られていることも納得の、ダメ生徒(私)を包み込むようなやさしさを感じました。「お客様が求めているのは受賞歴じゃない」と言いつつも、Top 100 Realtersなどにしっかり選ばれてるんですよ、この人は!(笑)。ちなみにヒロコさんと相性が合うのは、あんまり働きすぎず人生を楽しんでいる人や、旅行するのにだいぶ前からパンフレットなどを集めてワクワク準備を楽しんでしまうような人、だそうですよ。いやぁ〜、すっかりファンになっちゃいました!(メグミ)


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