毎年ハワイで開催されている、ウクレレピクニック・イン・ハワイ。第9回となる今回は、2016年と同様オアフ島のカカアコを会場として、2017年2月12日(日)に行われることが決まりました。
ウクレレ愛好家としてもその名を広く知られる関口和之さんが、このイベントの主宰。すっかりハワイでもおなじみとなった「ウクレレの祭典」について、お話をうかがいました。
サザンオールスターズのベーシストであり、ウクレレをこよなく愛する" ウクレリアン"。ウクレレピクニック・イン・ハワイ主宰としてハワイと日本の音楽交流に尽力を続け、日本国内でのウクレレイベントにも多く携わる。また、ハワイでは「ポエポエ・ハワイアンカルチャーセンター」も開講、ウクレレやフラなどの本格レッスンを提供している。
編集部:アロハ!関口さん。またまたアロハストリート編集部までおいでいただき、ありがとうございます。来年のウクレレピクニック・イン・ハワイが決定したんですね〜。
関口和之氏(以下、関口):はい。早いもので、ハワイでのこのイベントも9回めを迎えます。2016年と同じく、オアフ島のカカアコ・マカイ・ゲートウェイ・パークの広場で開催。ハワイや日本から、多くのアーティストが参加してくれることになっているので、今回もとても楽しみです。
●2016年のウクレレピクニック・イン・ハワイの様子はこちら>>
編集部:本当に、毎回豪華ですよね〜。顔ぶれはどんな感じですか?
関口:今の時点で出演が決定しているのは、ハワイからウクレレの神様・オータサン、シスター・ロビ、ハーブ・オオタ・ジュニア、タイマネ、カレイ・ガミアオ、ブライアン・トレンティーノ、ジョディ・カミサトなどの面々ですね。
日本からは、勝誠二さん、キヨシ小林さん、Keikoさん、岡田央さん、分山貴美子さんなどが参加してくれます。あと、スペシャルゲストとしてマイク眞木さんも登場しますよ。
編集部:おお、『バラが咲いた』の!
関口:ええ。実は、その名曲『バラが咲いた』が、ハワイ島ヒロの学校で教材として使われているのだそうで、それならば...ということで、この曲の歌詞をハワイ語に訳し、日本からツアーで来る皆さんと一緒にウクレレ演奏&コーラスを楽しもう、ということになったんです。
編集部:それは素敵ですね〜。
関口:日系人の方々の中には、この曲をご存知も方も多いそうなので、会場みんなで歌えたらいいですよね。マイク眞木さん自身もハワイに住んでいたことがあって、息子さんもサーファー。いろんなご縁でみんながつながれるのもハワイならではだと感じます。
編集部:その通りですね。楽しみです!一日中、個性豊かなウクレレの音色を楽しめるピクニック、ハワイの人たちにもずいぶん知られるようになって、毎回大盛況ですよね。
関口:9年に渡って続けられるということ自体、本当にありがたいですね。やっぱり地元の皆さんに喜んで頂きたい、地元に貢献したい、というのが大きな目的なので、ウクレレ演奏はもちろん、フラやウクレレのワークショップやハワイのフードブースなど、今回も多くのお楽しみを用意したいと思います。
また、前回も行った「地元の子どもたちにウクレレ100本をプレゼントする企画」も引き続き行います。地元の小学校やサルベーションアーミーを通じて、100人の子どもたちにウクレレを贈り、当日会場でレッスンもする。一人でも多くの子どもが、ウクレレとの触れ合いを通じてワクワクしてくれたらうれしいですね。
編集部:昨年も、会場での子どもさんたちの笑顔がとても印象的でした。私たちも引き続き応援します!
関口:イベント前々日の2月9日には、日本からツアーで来る皆さんのウエルカムBBQを、ノースショアで開催します。アロハたっぷりのBBQを楽しめますよ。
それから2月10日には、こちらも恒例となった「第6回 インターナショナル・ウクレレコンテスト&フラショー」を、ワイキキのロイヤル・ハワイアン・センター/ロイヤルグローブ特設会場で行います。すでに、特設サイトで参加者を募集していますので、我こそは!という方、ぜひ挑戦してみてください。
編集部:毎回、新たなスターを輩出しているウクレレコンテスト!今年はどんなドラマが生まれるか、今からドキドキしてしまいます。
関口:僕自身も、とっても楽しみです。ロイヤル・グローブの緑いっぱいな雰囲気もいいですよね。
編集部:ところで、関口さんご自身の2016年はいかがでしたか?
関口:今年は、日本でもとくに地方を中心に様々なウクレレイベントに携わってきました。
7月に熊本で行われた「くまレレ」イベントは、"震災の後だったけれど今年もイベントはやるぞ!"という皆さんの熱意に賛同して、僕と分山さんとで参加しました。また8月の仙台のフラ&ウクレレイベントも、大いに盛り上がりました。9月の連休には、群馬県前橋市で子どもたちの為のウクレレイベント「全国こどもウクレレ祭」や金沢で大きく成長したイベント「金沢ウクレレパイナ」
編集部:日本のウクレレ熱はすごいですもんね。
関口:はい。僕たちもできることを少しずつやって、盛り上げていけたらと思っています。ハワイでも日本でも、ウクレレという小さな楽器を通じてさらに大きな輪が広がっていったらいいですよね。
編集部:その通りですね...。来年2月のウクレレ・ピクニック・イン・ハワイを楽しみにしています。今日はありがとうございました!
関口:ありがとうございました。
■インタビューを終えて■
いつお会いしても、やさしく物静かな雰囲気の関口さんですが、ウクレレへの愛、アロハな想いは本当に熱くてパワフル。来年のウクレレ・ピクニックも、きっと成功間違いなし。私たちアロハストリートも、もちろん応援させていただきますので、どうぞがんばってくださいね。